電動スクーターに関するQ&A
ELECTRIC SCOOTER - Q&A
■電動バイクについて
- Q1. 「電動バイク」とは?
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電動バイクとは、エンジンの代わりに電動モーターを載せ、ガソリンの代わりに充電式の電池を載せて、走行するバイクです。エンジンが無いため、エンジンオイルも必要ありませんし、キャブレターもありません。石化燃料を燃焼させない、排気ガスを排出しない、騒音を出さないバイクです。セルモーターやキックペダルもありませんから、キーで電源スイッチを入れ、アクセルを回して走り出すだけです。
- Q2. 「電動モーター」って?
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当社の使用している電動モーターは、「ホイルインモーター」「インホイルモーター」「ダイレクトドライブモーター」等々、様々な呼び名がありますが、基本的にはタイヤのホイールの中心にモーターが組込まれているモーターです。タイヤがモーターになっていますから直接エネルギーを路面に伝える事ができるためエネルギーロスが少なく、また動力を伝達するためのチェーンやドライブシャフトが無いため軽量化が出来、故障原因となる箇所が少なくなります。
- Q3. 何ccですか?
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電動バイクは、ガソリン車のように排気量が何ccと言う言葉は当てはまりません。電化製品のようにモーターの定格出力をワット数で表示します。道路運送車両法では、「定格出力〇・六〇キロワツト以下(600W以下)のものを第一種原動機付自転車とし、その他のもの(600W超1000W以下)を第二種原動機付自転車とする。」と定められております。つまり、電動機の600Wがエンジンの50ccに相当し、1000Wが125ccに相当すると考えられます。当社の電動バイクの主流は600W定格出力です。
- Q4. 公道は走れますか?
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公道を走れます。ただし、住民票を登録してある市町村役所の市民税課で登録を行わなければなりません。公道を走行するには、登録を終え、ナンバープレートが付いていること、自賠責保険が付保されていること、ヘルメットを着用していること、原付免許を持っていることがが、最低条件となります。
- Q5. ナンバー登録はどうするのですか?
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当社の取扱店が責任を持って登録いたします。お客様は申請書への記入と印鑑をご用意ください。取扱店がお近くにない時は、ご自分で申請をしていただきます。住民票を登録してある市町村役所の市民税課にある、軽自動車税申告(報告)書兼標識交付申請書(原動機付自転車・小型特殊自動車)と言う申請書がありますので、納税義務者の欄を記入して、当社が発行する販売譲渡書と一緒に印鑑を持ち、窓口に提出してください。
- Q6. 免許は必要ですか?
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必要です。当社の電動バイクは600W以下ですから、50ccバイクと同様に原動機付き第1種免許または、普通自動車免許が必要です。
- Q7. ヘルメットは必要ですか?
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もちろん必要です。50ccの原付バイクと同様に、走行時はヘルメットの着用が義務付けられております。
- Q8. 保険はどうなるのですか?
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50ccバイクと同じ保険が適用になります。自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)と任意保険があります。自賠責保険は加入が義務付けられております。また任意保険は自動車の任意保険のファミリーバイク特約の範囲内になります。
- Q9. 何か補助金はあるのですか?
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日本自動車研究所では電動車両などのクリーンエネルギー車への補助金給付を行っておりますが、当社の車両は定価が20万円以下であること、型式認定を受けていないことから、補助金は給付されません。
■バッテリー・充電について
- Q1. バッテリーは何を使っているのですか?
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シールタイプの鉛バッテリー及びシリコンバッテリーを使用しています。、充放電に強い密閉型のメンテナンスフリーバッテリーです。現在、リチウムイオン電池が注目されていますが発火の問題や価格がまだ高い為信頼性のある鉛電池を使用し一歩早く実用化を実現しています。また、資源再利用と環境保護の観点から使用済みバッテリーは当社で回収させて頂きます。
- Q2. バッテリーの電圧と容量は?
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SEEMの電池は64V 18AhTASSOの電池は60V 20Ahを使用しています。
- Q3. 充電時間はどのくらいですか?
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0〜満充電まで、約8時間です。継ぎ足し充電が得意な鉛電池を使用していますから、途中から充電すれば、もっと早く充電は終わります。
- Q4. 1回の満充電で何キロ走行できますか?
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市街地での実走行でSEEMは40〜50kmカルマートで30〜40km前後になるようですが、乗車する方の体重、バッテリーの充電状態、天候、路面状態、坂の起伏状態等により大きく異なります。ご自分の環境に合わせた走行距離を把握して走行してください。また、バッテリーの特性上、冬季は走行距離が低下します。
- Q5. バッテリーの残量は、わかるのですか?
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はい。バッテリーの残量メーターがありますので、減り具合がわかります。
- Q6. ガソリン代に比べて電気代は高いのですか?
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安いです。充電を満充電8時間として、電気代は約28円ほどです。1充電の電気代を約30円で計算するとして、計算走行距離が50km。1リットルのガソリンが120円として計算すると、電気代120円分では200km(50km×4倍)走行する計算になります。ガソリンタイプのスクーターは1リットル当たり(車種にもよります)約65km前後走行します。電動バイクの燃費はガソリン車の3分の1で済む計算になります。
- Q7. バッテリーの交換時期はどのくらいですか?
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500 回充電、約2〜3年が目安となっております。鉛バッテリーは継ぎ足し充電に非常に優れていますから、残量が「0」になる前に、充電することをお勧めしてい ます。お出かけから帰ってきたら、充電。少しでも走行してきたら充電。と、こまめに充電するほうが電池の寿命も長くなるようです。交換バッテリー は取扱店へお問合せください。
- Q8. いつ充電すれば良いのですか?
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いつ充電しても問題ありません。鉛バッテリーはリチウムイオン電池と同様に繰返し充電に優れた電池ですから、残量を気にせずにいつでも充電できます。大事に長く良い状態で使用していただくには、長期に渡って乗車しない時や、寒い期間が長い時でも、こまめに充電したほうが、電池の電圧を下げる事無く、いつでも軽快に乗車することが出来ます。
- Q9. どうやって充電するのですか?
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(1)バイクの電源を切ります。(2)充電器の100V用プラグを家庭用の100Vコンセントに指します。(3)充電器のバイク用プラグを車両本体のコンセント(乗車 シートの前方下側)に差し込みます。充電器の赤いランプが緑に変わったら充電完了です。過充電防止装置が付いておりますので、電池が満充電になると充電を 停止します。お出かけから帰ってきて、差し込んで、外すのを忘れても安心です。
- Q10. バッテリーは取外して、充電できますか?
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バッテリーの可搬に対応しておりません(30kgあります)ので取り外し充電はできません。
- Q11. 過充電は危険ではないのですか?
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充電器には、過充電防止装置が付いてます。充電をしたまま忘れても、充電が完了すると自動で充電を停止します。
- Q12. バッテリーの廃棄はどうするのですか?
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使用済みのバッテリーはリサイクルとして使用します。当社の取扱店では、引取無料で当社電動バイクのバッテリーを引き取ります。
- Q13. 走行途中でバッテリーがなくなったら?
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お出かけの途中でバッテリーがなくなったら充電が困難です。運転開始前に必ずバッテリー残量を確認してください。
- Q14. 予備バッテリーはないのですか?
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固定式バッテリーの為、着脱には工具と時間が必要です。
- Q15. 予備バッテリーを持って走行出来ないのですか?
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固定式バッテリーの為、可搬には対応しておりません。
- Q16. 自動車や発電機で充電できますか?
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家庭用AC100V電源からの充電を推奨いたします。他からの充電はバッテリーおよび充電器、車両本体の保証外となります。
- Q17. 屋外での充電は雨が心配ですが?
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充電は、充電器本体および車両側コンセントが雨に当たらない方法で充電してください。車両本体は雨に濡れても大丈夫です。
- Q18. スイッチを切り忘れたら、放電しますか?
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放電します。走行の後は、電源を切り、防犯のためにハンドルロックをし、充電しておくことをお勧めいたします。
■走行性能について
- Q1. 1回の満充電で何キロを走行できますか?
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市街地での実走行でSEEMは40〜50kmカルマートで30〜40km前後になるようですが、乗車する方の体重、バッテリーの充電状態、天候、路面状態、坂の起伏状態等により大きく異なります。ご自分の環境に合わせた走行距離を把握して走行してください。また、バッテリーの特性上、冬季は走行距離が低下します。
- Q2. 最高速度はどのくらいですか?
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多少メーターの誤差も有り、風の抵抗なども受けますので実測では40〜45km程度です。50ccバイク(原動機付第1種自転車)の法廷速度は時速30KMとなっております。
- Q3. 坂道が多いところに住んでいます。どれくらいまで登れますか?
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登坂の能力は乗車する方の体重や荷物の重量、バッテリー、路面、天候の状態により大きく変化します。実走行では55kgの方で12度の坂まで登ることが出来ました。ただし、登坂の長さ、風の状態により、走行速度が落ちます。
- Q4. 坂道は走行距離に影響しますか?
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走行距離、走行速度に影響します。
- Q5. 雨や雪の中でも乗れますか?
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雨天、積雪時の通常走行であれば可能です。水溜り、ぬかるみ、積雪でスリップしないようにご注意ください。冬の期間は50ccバイク用のスパイクタイヤが使用できます。詳しくは取扱店へご相談ください。但し、冬季の低温状況では走行距離は夏季より短くなります。
- Q6. 新聞配達で使おうと思っています。大丈夫ですか?
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仙台市内の新聞店様のご協力で試験走行をしました。前後に特別架装でカゴを着け、各40kg分の新聞を載せて、配達に出ていただいたところ、平坦地約25キ ロ走行したお客様の家の前でバッテリーが切れました。地域を特定していただくか、集金業務にお使いください。
業務用の特別仕様車もご用意しておりますのでご相談ください。
- Q7. モーターの寿命はどれくらいですか?
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当社のホイルインモーターはブラシレスのため、メンテナンスが不要です。50ccバイクと同等の走行距離、寿命があると計算しております。